メニュー

頸部超音波検査

頸部超音波検査(頸動脈エコー)について

頸動脈を超音波で調べます。

痛みもなく、頸動脈の血管の中を直接視認できるので、動脈硬化の有無、血管のつまり具合、

隆起(プラーク)の状態を調べることで全身の動脈硬化の進行を評価し、心筋梗塞や脳梗塞の発症を予測する事が可能です。

 

このような方におすすめです

・症状はないが、健康診断でコレステロール値が毎年高いと指摘される

・ご家族に狭心症、心筋梗塞や脳梗塞の方がいる

・高血圧、糖尿病、肥満、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)、メタボリックシンドロームを持っている

・喫煙習慣がある

・45歳以上

・ストレスを感じやすい

・偏った食事内容だと感じている

・嗜好品(アルコール・コーヒー・紅茶)を好む

 

頸動脈エコーの特徴

  • 苦痛がない

   首の横に検査用半透明ゼリーを塗り、頸動脈エコー用のプローブを当てて調べます。

   ゼリーが冷たいだけで痛みなどはまったくありません。放射線による被爆もありません。

  • 血管の中の細かな情報が把握できる

   血管の中がどうなっているか把握できるため、血液検査では判らない動脈硬化の早期発見や進行具合がわかります。

 

頸動脈エコーでわかること

①動脈硬化の有無

 頸動脈エコーで血管壁をみると、3層になっています。

 このうち第1層と第2層を内中膜複合体(IMC)といいます。

 この厚さを計測します。健康な人のIMCは1mm未満です。

 厚さが1mmを超えると、動脈硬化が進んでいる可能性が高くなります。

②血管の詰まり具合や プラークの状態

 血管内にコレステロールや細胞などの粥腫が蓄積し、

 増殖して1mmを超える隆起(プラーク)が形成されると、その裂け目に血栓ができて血管を塞いでしまいます。

 頸動脈エコーでは、プラークの大きさや形状、表面や内部の状態(硬さ)などを観察することができます。

 このプラークが剥がれて脳の血管に飛ぶと脳梗塞の原因となります。

 

検査の進め方

患者さんはベッドに寝た状態で検査を受けます。

検査日はできるだけ首まわりをすぐに開けられる、あるいは脱ぎ着がしやすい服装で受診しましょう。

プローブをゆっくり動かしながら反射波をモニターに映し出すことで、頸動脈の血管壁の厚さや血管内部の状態を確認していきます。

頸動脈エコーでは、血管壁にプラークがどのくらいあるか、血管がどのくらい狭くなっているかなどがわかります。

検査時間は20分程度です。首にゼリーを塗り、プローブから超音波を当てる検査のため、

被曝や痛み、苦痛などはありませんので、リラックスして検査を受けましょう。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME