認知症について
日本は超高齢化社会となり、2025年には65歳以上の方のおよそ20%が認知症になるであろうと言われています。
認知症の原因疾患は、アルツハイマー型認知症が60%、その他に脳血管性認知症、レビー小体型認知症があります。
認知症はご本人が気づくのはなかなか難しいため、ご家族に「ちょっとおかしいな?」という症状がある場合も、すぐにご相談ください。
- ついさっき言ったことを忘れることが増えた
- 同じことを何度も聞いてくる
- 買い物に行ってもお金を払えない、同じものを毎日買ってくる
- テレビ・本などの内容やストーリーを理解できない
- 物事の段取りができない
- 少しのことで怒りっぽくなった
- お風呂では自分の身体がうまく洗えない
- 落ち着きがなくなり、うろつくことがある
- 食事したことを忘れる
- 外出した理由を忘れる
- 外出したが迷子になり自宅に戻れない
- 夜徘徊を繰り返す
- 「物を盗られた」という妄想がある
- 食欲低下や気分の落ち込みなどのうつ病のような感じがある
アルツハイマー型認知症に対してのレカネマブ(レケンビ)という新薬が、2023年9月には承認されました。
投薬を受けるためには、神経心理学的検査、MRI、脳血流シンチグラフィーを経てアミロイドPET検査という特殊な検査が必要になるため、
開業医での治療はまだずっと先になります。注射の治療であり、二週間に一回の通院が必要になります。
近隣ですと東京都健康長寿医療センターで治療を行っておりますので、ご相談いただければご紹介いたします。
→健康長寿医療センター【もの忘れ外来】
https://www.tmghig.jp/hospital/department/dementia-center/dementia-center/memory-loss/
また、もの忘れのために定期通院が難しくなった、持病の管理が難しくなってきた、などお困りの方の訪問診療についても、いつでもご相談ください。
院長は十条あんしんセンター認知症サポート医で、年に2回はセンターでも物忘れ相談に乗っております。