高血圧

  高血圧とは、病院や健診診断などで測定した血圧値が、140/90mmHg以上の状態をいいます。

自宅で測定する家庭血圧では、それより135/85mmHg以上が高血圧とされます。

現在では日本人の２〜3人に1人が高血圧と言われています。患者さんの数は、食生活の欧米化や人口の高齢化に伴い、

今後も増加すると考えられています。

血圧が高ければ高いほど動脈硬化が進展し、脳卒中を発症する可能性が高くなることが判っています。

また、糖尿病など併発している基礎疾患ごとに目標血圧は異なっており、専門的な治療が大事です。

症状がなくても長期間にわたり放置せず、適切な管理をする事が『元気で長生き』するには重要です。

高血圧症の９０％が原因のわからない本態性高血圧症ですが、１０％は原因がある二次性高血圧です。

正式な診断がなされず本態性高血圧として治療された挙句、治療抵抗性になったり合併症を発症しやすくする事があるため、内科での治療をお薦めします。